便意はあるのに排便できない


便意はあるのにウンチをうまく出せないという経験は誰にもあると思いますが、慢性的な便秘に苦しんでいる人は特にその傾向が強いようです。


便秘になると数日間、数週間はウンチが出ない場合があり、やっと出すチャンスがきたと思ってトイレに入っても、便が硬かったりうまくいきめなかったりして出すことができない。


そのような場合にオススメの方法を紹介します。


前傾して考える人のポーズをとる


トイレでスムーズに排便をするコツは、前傾姿勢をとることです。学校などにレプリカが置いてあったと思いますが、あの有名なロダンの考える人のポーズをとるイメージです。


なぜあのような前傾した状態がよいかというと、それは直腸と肛門の角度に秘密があります。


小腸で栄養と水分を吸収されて大腸に入ってきた食べ物の残りカスは、大腸でさらに水分を吸収されながら先へと進んでいきます。上行結腸から横行結腸へ、横行結腸から下行結腸へ、そしてS状結腸へ。


最終的に、さいごの直腸へとたどりつきます。ここにくるあいだに水分をたくさん吸収されているため、小腸にいたときは粥状だったウンチは、すでに固形状に変化しています。


直腸に便が到達したら、脳へ信号が送られて、その結果、便意をもよおすという仕組みになっています。何度もトイレを我慢すると、この信号が鈍くなるので気をつけましょう。


便意をもよおしたら、通常はトイレに行けばスムーズに排便できるはずですが、便秘の症状が強く出ている場合、なかなかうまく排出できないことがあります。


女性はもともと腹筋が弱いため、うまくいきめない、あるいは便秘が続いて必要以上にウンチの水分が吸収されて硬くなり、出すことが難しいということなどが考えられます。


このとき、さらに問題を難しくするのが、直腸から肛門にかけての道に、急な角度がついているということ。ウンチを出そうとするとき以外、自然に便が出てしまわないようにフタの役割をしているのです。


その角度をひろげないと、とりわけ硬い便はうまく排出できません。


そこで、体を前傾させて出しやすくするというわけです。直腸から肛門にかけての道はお尻側にクイッと曲がっていますので、前傾することでその角度がひろがり、通り道ができるのです。


ガスがたまって便にフタをする


うまく便を出せないときに、もうひとつ考えたいことが、腸内のガスの問題です。いわゆる、オナラです。


オナラのほとんどは、飲み込んだ空気です。口で呼吸をしたり、早食いをしたり、炭酸飲料を多く飲んだりしたときに、ガスが腸にたまりやすくなります。


また、腸内環境が乱れている場合は、腸内の悪玉菌がタンパク質を分解して発生したガスも、オナラの原因になります。悪玉菌がつくったガスは、アンモニアやインドール、硫化水素などを含みますので、非常に臭いです。


これらのガスが腸内にたまると、腸のぜんどう運動を阻害して便を滞らせます。またそれだけでなく、便と肛門のあいだに溜まることで、栓をした状態になってしまうことも考えられます。


栓がしてあるとウンチを出すのには苦労しますし、無理にいきんで痔ができやすくなってしまうという悪循環に陥ってしまう可能性も出てきます。


そこで、なるべく早食いをせずにゆっくり噛んで食べる、腸内フローラを良好にするために乳酸菌サプリやオリゴ糖、食物繊維などを摂る、といった食習慣の改善が必要になってきます。


手っ取り早くガス腹を解消する方法としては、床やベッドの上をゴロゴロ転がるというものがあります。


腕を頭の上に伸ばして、足も伸ばし、体が一直線になる状態にして、くるくるっと右に左に回転します。これを1日に10回ほど、毎日続けるだけで、鼓腸(ガス腹)の解消に役立ちます。


わたしはテレビでこの方法を見たのですが、最初は「ウソでしょう」と思っていましたが、続けていくとほんとうにオナラが減って、お腹の張りも少なくなりました。オススメです。